著者:赤羽雄二タイトル:『ゼロ秒思考ー頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』

こんな人におすすめ
・仕事やプライベートで「頭がもやもやして整理できず、物事が進まない」と感じる方
・人とのコミュニケーションで、言いたいことが上手く伝えられずに悩んでいる方
・課題やアイデアをスピーディに整理したい、あるいは深掘りする手法を探している方
・日常のストレスや不安に振り回されず、もっと前向きに考えを展開したい方
・自己成長や思考法のトレーニングに興味がある方や、自己啓発本を愛読している方
「考える」って、本当はどういうこと?
さてさて、「ゼロ秒思考」…聞くだけで「そんなの無理でしょ!」って思う方もいるかもしれませんね。
なぜなら「じっくり時間をかけて考える」ことが良いことだって、私たちは教わってきた気がしませんか?
「重要な課題だから、午後にゆっくり時間をかけて考えよう!」
「納得いくまで、朝まで徹底的に議論しよう!」
一見、すごく真剣で、良いことのように聞こえますよね。
でも、この本の著者、赤羽氏は警鐘を鳴らします。
今回のブログでは、この『ゼロ秒思考』の第2章「人はゼロ秒で考えられる」の内容をギュギュっと要約しながら、「なぜ私たちは時間をかけても思考が深まらないのか?」、そして「どうすれば瞬時に考え、動けるようになるのか?」という、目からウロコの思考法について、私の感想も交えながら熱く語っていきたいと思います!
「思考のもやもやから解放されたい!」
「仕事のスピードと質を劇的に上げたい!」
「もっと自信を持って、前向きに行動したい!」
そんな皆さんのために、とっておきのヒントが満載のはず!
お時間あればぜひ覗いてくださいね、では本書2日目スタートです!
ぜひ最後までお付き合いくださいね!
「時間をかければ良い考えが浮かぶ」は幻想だった!?
まず赤羽氏が指摘するのは、私たちが信じがちな「時間をかければかけるほど、良いアイデアが出たり、考えが深まったりするわけではない」という衝撃の事実!
「じっくり考えた会議」のつもりが、実は…
- ダラダラと時間が過ぎて、結論が出ない…
- 参加者の体力と気力を消耗するだけで、具体的な行動につながらない…
- 偉い人たちが会議中、部下たちは待ちぼうけで仕事が進まない…
- 結局、かけた時間の割に、中身のない精神論で終わっちゃう…
なんてこと、あなたの周りでもありませんか?
これ、個人の仕事でも同じことが言えるんです。
- 企画書を作ろうとしても、「ああでもない、こうでもない」と悩んで手が止まる…
- 上司の顔色をうかがって、何度も書き直してしまう…
- 結局、締め切りギリギリで徹夜…
こういう「悩む時間」「堂々巡りする時間」って、実はほとんど生産的じゃない。
むしろ、時間を浪費しているだけなのかもしれない、と赤羽氏はバッサリ切り捨てます!
多くの人は、「考えるプロセス」を具体的に教わる機会がないまま、手探りで仕事を進めている。
だから、時間をかけてもアウトプットの質が上がらず、成長も実感しにくい…これって、すごくもったいないことですよね。
できる人はなぜ「即断即決」できるのか?
じゃあ、一方で、驚くほどのスピードで成果を出す「できる人」や「優れた経営者」は、何が違うんでしょう?
それは、彼らが「常に考えている」から!
- 普段からアンテナを張り巡らせている→関連情報を常にキャッチ!
- 常に仮説を持っている:→「これはこうじゃないか?」という仮説を立て、すぐに検証・修正するサイクルがめちゃくちゃ速い!
- 豊富なネットワーク:→専門家や信頼できる相談相手がいる!
- シナリオ思考:→最善・最悪の事態を常に想定している!
つまり、「できる人」は特別な魔法を使っているわけじゃなくて、日々の思考訓練と準備によって、「即断即決」できる状態を作り上げているんです。
彼らにとって「考える」ことは、特別なイベントじゃなくて、日常の呼吸のようなものなんですね。すごい!
目指すは「ゼロ秒思考」!その正体とは?
そこで登場するのが、この本のタイトルにもなっている「ゼロ秒思考」!
これは、
瞬時に現状を認識し、
瞬時に課題を整理し、
瞬時に解決策を考え、
瞬時にどう動くべきか意思決定できる
状態のこと。まさに、「迷っている時間ゼロ」「悩んでいる時間ゼロ」を目指す思考法なんです。
「え、人間ってそんなことできるの??」って思いますよね。
でも赤羽氏は、人間には本来、そういう素晴らしい判断力や思考力が備わっていると言います。
考えてみれば、大昔、サバンナでライオンに遭遇したら、「逃げる?戦う?仲間を呼ぶ?」って瞬時に判断しないと生き残れなかったわけですよね。迷ってる暇なんてなかったはず!
でも、現代社会の「甘やかされた環境」や「出る杭は打たれる文化」、「詰め込み教育」なんかが、私たちの本来持つ能力にフタをして、退化させちゃってるんじゃないか?と。
「ゼロ秒思考」を身につける鍵は「メモ書き」にあり!
じゃあ、どうすればその眠っている能力を目覚めさせ、「ゼロ秒思考」に近づけるのか?
その答えこそが、赤羽氏が提唱する「メモ書き」なんです!これが本当にシンプルなのに、効果絶大です!
【ゼロ秒思考メモ書きのルール】
- A4用紙を「横置き」で使う。
- 1件1ページで書く。(テーマはなんでもOK!)
- 左上に「タイトル」、右上に「日付」を書く。
- 本文は「4~6行」、各行「20~30字」程度で簡潔に。
- 1ページを「1分以内」で書き上げる!
- これを「毎日10ページ」書く!
「え、これだけ??」って拍子抜けするくらい簡単じゃないですか?
でも、この「1分」という時間制限と、頭に浮かんだことを躊躇せず書き出すという行為が、思考の瞬発力を鍛え、頭の中を整理するのにめちゃくちゃ効くそうなんです。
例えば、「なんであの人はあんな言い方するんだろう?」とか「今日の会議で気になったこと」とか、「もっと〇〇を良くするにはどうすれば?」とか、もやもやしてること、考えてることを、とにかくこのフォーマットで書き出してみる。
すると、不思議なことに…
- 頭がスッキリ整理される! (もやもやが言語化される!)
- 悩みが減って、ポジティブになれる! (本当に大事なことが見えてくる!)
- 腹が立つことが少なくなる! (感情を客観視できるようになる!)
- 課題解決が早くなり、急成長できる! (思考の質とスピードが上がる!)
…といった、驚きの効果があるというんです!
もちろん、考えるためには情報収集も大事。でも、多くの人は調べすぎて決断を先延ばしにしがち。
まずは「今ある情報で仮説を立ててみる」、そしてその仮説を検証するために「ピンポイントで情報を集める」というスタンスが、ゼロ秒思考には重要なんだそうです。
この章を読むと、「考えること」へのハードルがグッと下がって、「私にもできるかも!」って思えてきませんか?
読んでみた感想
今回自分自身にめちゃくちゃ刺さる内容が満載でした!
まず、「時間をかければ良い考えが浮かぶわけじゃない」ってところ。
これ、本当に「あるある!」すぎて、読んでて何度も頷いちゃいました。
私自身、ブログの記事を書くときとか、新しい企画を考えるとき、「うーん、どうしようかな…」ってPCの前で固まって、気づいたら1時間経ってた…なんてことがよくあります。
その時間、本当に生産的だったか?って言われると、正直「NO」なんですよね。
悩んでるだけで、全然進んでない。むしろ、考えすぎて余計にこんがらがっちゃう。
赤羽氏の言う通り、会議でも「徹底的に議論したぞ!」っていう達成感はあるんだけど、じゃあ具体的に何が決まって、明日から何をするんだっけ?ってなると、意外とフワッとしてること、多かったなぁって反省しました。
時間と労力をかけた割に、アウトプットが伴っていない…まさに「仕事した”気”になってた」だけだったのかも。
それから、「できる人は常に考えている」っていうのも、納得ですね。
特別な才能があるんじゃなくて、思考の「習慣」が違うんですね。常にアンテナを立てて、仮説を持って、検証して…っていうサイクルを回してる。
私も見習いたい!って強く思いました。いきなりは無理でも、意識することからまず始めたいですね。
そして、やっぱり一番の衝撃は「メモ書き」!
マッキンゼー出身の著者だからこそ、難しいメソッドかと思えば、
「え、A4用紙に1分で書き出すだけ?それで頭が良くなるの??」
最初は半信半疑でした。あまりにもシンプルなので。
でも、読み進めていくうちに、「なるほど!」って腑に落ちたんです。
ポイントは、「頭の中のもやもやを、とにかく外に出す(書き出す)」ことなんだなって。
私たちは、頭の中だけで考えようとすると、色んな情報や感情がごちゃ混ぜになって、すぐにキャパオーバーになってしまします。あれもこれも気になって、結局どれも中途半端…みたいに。
しかし、メモに書き出すことで、思考が「見える化」される。
- 「あ、今自分はこんなことで悩んでるんだな」
- 「この問題の本質は、ここにあるのかも」
- 「じゃあ、次はこの点を深掘りしてみよう」
みたいに、客観的に自分の思考を捉えられるようになる。
まさに、頭の中に「外部メモリ」を作る感じです。
しかも「1分以内」っていう制限時間があるから、完璧な文章を書こうとか、かっこいい表現を使おうとか、そういう余計な見栄や自意識が入り込む隙がないのも素晴らしいですね。
頭に浮かんだ言葉を、そのままダイレクトに書き出すしかない。これが、思考のスピードアップと、本質に迫る訓練になるんだろうなと感じました。
また、「腹が立たなくなる」っていう効能も、すごく興味深かったです!
ムカつくことがあった時、その相手の名前とか、状況とか、自分の感情とかを、遠慮なくメモに書き殴る(!)と、不思議と気持ちが落ち着いて、客観的に状況を見れるようになるって…感情を吐き出すことで気持ちが軽くなります。
確かに、誰かに愚痴を聞いてもらうだけでもスッキリすることってありますもんね。それを自分一人で、紙の上で完結できるなら、めちゃくちゃ効率的だし、人間関係を壊すリスクもない(笑)。
私もイラっとしたら、すぐメモ書きしてみようと思います!
最後に、メモ書きで思考が整理されて、課題解決が早くなって、自信がついて、ポジティブになって…って、こういった良いサイクルが確立されるのもメリットです!
正直、自己啓発本って色々読んできたけど、「で、具体的に何をすればいいの?」ってところで終わっちゃうことも多かったんです。でも、『ゼロ秒思考』は、「毎日10分、メモを書くだけ!」っていう、超具体的なアクションプランが示されているのが素晴らしいです!
「これなら私にもできそう!」
「ちょっと試してみたい!」
って、素直に思えました。この第2章を読むだけでも、「考える」ことへの意識がガラッと変わるはず。
もしあなたが、私と同じように思考のもやもやに悩んでるなら、ぜひ一度読んでみてほしいです!
本日のまとめ
今回は赤羽雄二氏の『ゼロ秒思考』第2章「人はゼロ秒で考えられる」をピックアップして、そのエッセンスと私の感想をお届けしました!
- 時間をかける ≠ 良い思考 とは限らない!むしろ非効率かも?
- できる人は常に考え、仮説検証している!
- 「ゼロ秒思考」**とは、瞬時に考え、決断できる状態!
- その鍵は「1分メモ書き」という超シンプル&効果的なトレーニング!
- メモ書きで頭スッキリ、ポジティブに、怒りも減って、急成長できる!?
「考える力」って、生まれつきの才能じゃなくて、トレーニングで誰でも伸ばせるスキルなんだなって、この本を読んで改めて感じました。
そして、そのトレーニング方法が「毎日10分、A4用紙にメモを書くだけ」っていう、驚くほど手軽なものだなんて…!これはもう、試してみない手はないですよね!
もし皆さんも、
「もっと頭の回転を速くしたい!」
「ごちゃごちゃした思考を整理したい!」
「自信を持って、前向きに行動できるようになりたい!」
そう思うなら、ぜひこの『ゼロ秒思考』を手に取って、「メモ書き」を始めてみませんか?
最初はたった1枚からでもOK!まずは「やってみる」ことが、変化への大きな一歩になるはずです。
私も今日から早速、メモ書きチャレンジ始めます!
皆さんも一緒に、思考のもやもやを吹き飛ばして、クリアな頭で毎日をもっと楽しく、パワフルに過ごしましょう!
次回も本書から得られた知識や感想を発信していきたいと思います!
5分で人生を豊かに、その一歩を踏み出せるきっかけとなれば嬉しいです!
おたのしみに!ここまでご覧いただきありがとうございました!

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