著者:安藤広大タイトル:数値化の鬼

こんな人におすすめ
- 仕事で結果を出したい人
- 論理的な思考を身につけたい人
- 部下やチームをマネジメントする立場の人
- 感覚や経験に頼らず、データを活用したい人
- 「努力しているのに成果が出ない」と悩んでいる人
仕事で評価される人と、そうでない人の違いは何でしょうか?
「頑張っているのに報われない」と感じることはありませんか?
本書『数値化の鬼』では、「結果を出す人」と「結果が出ない人」の違いを「数値化」という視点から解き明かしています。
特に第1章では、「行動量」にフォーカスし、まずは数をこなすことの重要性を説いています。
「計画ばかり立てて動かない」「質を追求しすぎて行動量が足りない」そんな状況に陥っていませんか?
もしあなたが仕事の成果に悩んでいるなら、この章の内容が役立つこと間違いなしです!
お時間あればぜひ覗いてくださいね、それでは本書2日目スタートです!
仕事ができる人とは「数値で評価される人」
「仕事ができる人」という言葉には、実は曖昧な部分があります。
人によって解釈が違うからです。
本書では、「仕事ができる人」とは評価者(上司や市場)から数値で評価される人だと定義しています。
ビジネスは「結果ファースト」
評価者はプロセスではなく、結果を重視します。
いくら頑張っても、結果が出なければ評価されません。
プロセスは自由、ただし数値目標が必要
結果が出るなら、やり方は何でもOK。
トークが得意なら営業で攻める、ロジカルな人ならデータ分析で突破する、というように自分に合った方法で目標達成を目指すべきなのです。
数値化のメリットとは?
- 客観的な評価が可能になる: 数字で示すことで、曖昧な評価をなくし、客観的な評価が可能になります。
- 目標達成度が明確になる: 目標を数値化することで、達成度が明確になり、進捗状況を把握しやすくなります。
- 問題点を早期発見できる: 日々の数値を記録することで、問題点を早期に発見し、改善することができます。
- チーム全体の目標達成に繋がる: チーム全体の目標を数値化することで、メンバー全員が同じ方向に向かって努力することができます。
PDCAサイクルの「D(行動)」を増やせ
「PDCA」とは?
P(計画) → 目標を数値化する(例:1ヶ月で本を400ページ読む)
D(行動) → 具体的な行動を実行(例:毎日20ページ読む)
C(評価) → 結果を確認(例:1日の終わりに読んだページ数を記録)
A(改善) → 課題を特定し修正(例:読書スピードが遅いなら方法を変える)
しかし、ここで最も重要なのは「P(計画)」に時間をかけすぎないことです。
計画ばかり立てても成果にはつながりません。
「D(行動)」を増やせば、結果がついてくる!
行動量が増えることで、自ずと改善点が見えてくる!
行動できない3つの理由とその克服法
1. 「何をすればいいかわからない」
→ そう行った場合は目標を数値化し、細分化する事が効果的です。
例:「営業成績を上げる」ではなく「1日10件アポを取る」と設定。
2. 「失敗したくない」
→ 失敗を恐れると行動量が落ちますよね。
しかし、成功者は圧倒的な行動量の上に成り立っているのです。
じっくり考えた上で実行するのも大切ですが、練りに練ったプランを実行したとしても、大抵修正は発生するもの。
そう考えれば、まずは実行してみよう、と気持ちが楽になったりしますよね。
3. 「上司やリーダーの指示に納得できない」
→ まずは指示通りにやってみましょう。
その後、こっちの方が良いのでは?などアイデアがあれば自分なりの改善を加えればいいのです。
「行動制約」をなくし、すぐやる仕組みを作る
KPI(目標のための目標)を設定する
例えば「英語を話せるようになりたい」という漠然とした目標を立てがちですが、「毎日10単語覚える」「週2回英会話スクールに通う」といった具体的なKPIを設定することで、行動しやすくなります。
「なんとなく」を排除する
日々の成果を数値で記録し、変化に気づく。
たとえば、「今月の売上が落ちている気がする」ではなく、「先週より売上が10%減っている」と正確に把握することが大事。
これがモチベーションにもつながりますね!
まずは「素直にやってみる」
考えすぎると動けなくなります。
まずは言われた通りにやり、後から自分で調整していく。
これが行動のハードルを下げるとのことです。
読んでみた感想
この章を読んで、一番印象に残ったのは「数をこなすことの重要性」です。
これは自分の性格、行動に最も当てはまることで非常に耳が痛い話です笑
つい「効率よくやろう」と考えてしまいがちですが、結局のところ、最初から完璧を目指すのは無理な話ですよね。
まずは圧倒的な行動量を確保し、その中で改善点を見つけていくのが正しいやり方なのだ、と気づかされました。
特に、「計画を立てるのに時間をかけすぎるな」という言葉、これも耳が痛かったですね。
「やるべきことはわかっているのに、なかなか動けない」そんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか?
「PDCAのD(行動)を増やすことが最優先」という考え方は、すぐにでも実践できるので、仕事のやり方を見直すきっかけになりました。
結局考えすぎて、タイミングを失い行動できなかった、こういった後悔をするよりもまず行動し、行動から得られた失敗を成功から学びを深めることのほうが自分自身の成長につながりますよね。
本日のまとめ
- 「仕事ができる人」とは、数値で評価される人
- ビジネスでは「結果ファースト」プロセスより成果が大事
- 「PDCA」の「D(行動)」を増やすことが最優先
- 行動量を増やすために、目標を細分化(KPI設定)する
- 失敗を恐れず、まずは「数をこなす」ことを意識する
本書を読めば、「努力しているのに成果が出ない」と悩んでいる人が、今すぐやるべきことが見えてくるのではないでしょうか?
「質」より「量」
まずは行動量を最大化し、そこから成果につなげる習慣を是非一緒に身につけましょう!
次回は第2章から得られた知識や感想を発信していきたいと思います!
5分で人生を豊かに、その一歩を踏み出せるきっかけとなれば嬉しいです!
おたのしみに!ここまでご覧いただきありがとうございました!

▼本書の詳細・購入はこちら