著者:ジェニファー・アーカー ナオミ・バグドナスタイトル:ユーモアは最強の武器である

こんな人におすすめ
- 日々の仕事や生活にもっと笑いと遊び心を取り入れたい方
- 人間関係をより深め、心の繋がりを実感したい方
- リーダーシップに新たな風を吹かせる方法を探している方
- ユーモアの効果やその科学的根拠に興味がある方
5分で知識を積み上げ豊かな人生の一歩に繋げていきましょう!
「ユーモアを仕事に活かす」
今回は職場にユーモアを取り入れることの効果について、「必ずしも面白いジョークを言う必要はない」と強調し、日常の中で人間らしいつながりを築くことが大切だと述べられています。

ユーモア=面白いジョークだから、相手が笑顔になったり、雰囲気が良くなり、創造性が生まれるんじゃないの?
陽気なコミュニケーション
私たちにとって言葉は重要であり、私たちの言葉遣いは心理状態や行動に深い影響をもたらします。
記憶に新しいのがコロナ禍によりリモートワークが増えたこと、記憶に新しいのではないでしょうか?
デジタルな文字のやりとりのコミュニケーションは、ともすると機械的で冷たい文章になってしまいがちです。

「マル(。)ハラスメント」なんで言葉も生まれましたよね。文章によるコミュニケーションになると、感情表現が難しくなりどうしても圧迫感が生まれてしまします。
かといって絵文字を使うのも上司や職場の人に対して失礼にならないか?
いろいろ考えものです・・・
そこで、人間らしさを取り戻すために、以下の方法が提案されています。
- ブルシットを駆逐する:デロイトトーマツ社では、専門用語を排除し、従業員が人間味あるコミュニケーションを取るために「ブルファイター」というソフトを開発。これにより、職場の空気が劇的に改善された実例が本書で紹介されています。
- コールバックを使う:共通の経験を思い出させ、内輪ネタのジョークにする
- 締めくくりに工夫をこらす:追伸(PS)を活用する、ユーモアを含む不在通知メールを設定する
など、簡単で実践的な方法が紹介されています。
こうした取り組みは相手との絆を深め、活発なコミュニケーションを生むきっかけ作りとなります。
初対面で印象づける
初対面での印象がその後の関係に大きく影響するため、相手に個人的なつながりを感じてもらうための工夫が提案されています。
履歴書や職務経歴書にユーモアを取り入れることで、個性をアピールすることができます。
- ユーモアを加えすぎない程度に適切なバランスを心がける
- 最後までオチをとっておき、陽気さを加える
- 相手に与えたい印象を考えながら、戦略的に内容を選ぶ

個人的に今の日本人の価値観で考えてみると、個性をアピールできる反面、変わった人間に捉えられてしまう可能性があり、まだ受け入れられない気がしてます・・・
ただ、チャレンジ精神は大切かと思います。
マインドセットを切り替え、創造力を解き放つ
陽気さを戦略的に用いることによって、チームのみんなのマインドセットを切り替え、創造力を解き放ち、生産性を向上させることができます。
その中で重要人物=緊張をときほぐす存在が行なっている以下の3タイプの戦術があります。
1.アイスブレーカー(場を和ませる)
真面目さと陽気さの絶妙なバランスをもたらし、あちこちで笑いが起こるいっぽうで、その日の重要な目標をみんなにしっかりと認識させてくれる存在。
優れたリーダーたちは、ちょっとしたアクションやジェスチャーによって、自分が望む方向へみんなを導く方法を駆使している
2.トーン・セッター(雰囲気をつくる)
「これから大変な仕事が待ち受けているが、みんな気難しく考えなくていい。もっと肩の力を抜いて」といった堅苦しいのをやめて、楽観的に振り切ってみせる存在。
そういった雰囲気を作ることでみんなが優れた仕事をできる状況を率先してつくりだす方法を駆使している
3.コールド・オープン(課題を浮き彫りにする)
例えば「優れたアイデアをどんどん出して」という指示を、「いちばんしょうもない、くだらないアイデアを出して」と指示にする。
これは「優れた」という言葉がチームの考え方に限界を設けてしまうので、「優れたアイデアしか口に出しちゃいけないのか」という心情を取り払う為です。
また、この指示によりぶっ飛んだ、ときに優れた解決策を思いつくことが多いのだそうです。
このような存在はとにかく平凡なアイデアを否定せず、そのアイデアの中で驚くほど素晴らしい解決策を見つけるテクニックを駆使している。
読んでみた感想
ユーモアは単なる笑いを超え、仕事の効率や人間関係の質を向上させる強力なツールであることが本章を通じてよくわかりました。
ユーモアを仕事に活かすことで、より楽しく、より生産的に働くことができそうですね。
特にデロイトの例は、世界的大企業に属する優秀なビジネスマンだから難しい用語を使うと思いきや、あえてそういった用語を排除する事で課題を克服された事例は、現代の企業が直面するコミュニケーションの課題に対するアプローチとして非常に印象的でした。
特にオンラインでのやりとりが増える現代において、こうした工夫はますます重要性を増していると感じます。
海外のユーモアである為、日本の社会にそのまま使えるかは少し疑問はありますが、こういった事で肩の力を抜いて気兼ねなく意見が交わされる環境に変化していけばいいですね。
本日のまとめ
ここでは、ユーモアを仕事に活かすための具体的な方法が紹介されていました。
ユーモアを仕事に活かすことで、職場の雰囲気が和らぎ、創造性や生産性が向上する可能性があります。
言葉遣いやコミュニケーション方法にちょっとした工夫を加えることで、より人間味のある仕事環境を作るヒントが満載です。
ぜひ、本書を参考に、ユーモアをあなたの職場に取り入れてみてください。
次回も本書から得られた知識や感想を発信していきたいと思います!5分で人生を豊かに、その一歩を踏み出せるきっかけとなれば嬉しいです!
次回もおたのしみに!ここまでご覧いただきありがとうございました!

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