著者:ジュリア・キャメロンタイトル:いくつになっても『ずっとやりたかったこと』をやりなさい。

こんな人におすすめ
- 何か新しいことを始めたいが、年齢を理由に諦めかけている人
- 創造的な活動(絵を描く、書く、作る)をしてみたいが、踏み出せずにいる人
- 退職後の時間の使い方に悩んでいる人
- 変化を恐れず、自分らしい人生を生きたいと考えている人
「この年齢からじゃ遅いかな……?」と、何かを始める前にためらったことはありませんか?
年齢を理由に挑戦を諦めてしまうことは、大人になるにつれて増えていくものですよね。
特に退職後、時間ができたにもかかわらず、「何をすればいいかわからない」と感じる人は少なくありません。
もちろん退職後に限らず、私のように半年間休職しこれからの人生やキャリアについて考えるタイミングにあるひと。
ジュリア・キャメロンの『いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。』は、そんな迷いを抱える人たちに向けて、人生のあらゆる段階で創造性を発揮する方法を教えてくれる一冊です。
本書では「モーニング・ページ」や「アーティスト・デート」といった具体的な手法を使いながら、創造性の再発見と自己表現の楽しさを取り戻すことを提案しています。
今回は6日間に分けて、本書からの学びや感想を少しづつ皆さんにも共有できればと思います。
お時間あればぜひ覗いてくださいね、では本書2日目スタートです!
幼い頃の「驚き」を取り戻す
皆さんも子供の頃は些細なことに驚き、ワクワクしていたのではないでしょうか?
しかし、大人になると「効率的に学ぶ」「すぐに結果を出す」といったプレッシャーのもと、物事に対する純粋な驚きや発見の喜びを忘れがちです。
特に退職後、急に自由な時間が増えると「何をしていいかわからない」と戸惑い、不安を抱える人が多いと言います。
長年のルーティン(主に仕事)がなくなり、無限の可能性が目の前に広がると、それがかえって重荷に感じられるのです。
退職後の時間との向き合い方
退職直後は、新しい生活に適応するまで時間がかかるもの。
慣れない自由な時間に戸惑い、自分を責めたり、「もっと有意義に過ごさなければ」と焦ったりする人も多いですが、大切なのは「自分に優しくすること」です。
ソクラテスの言葉にあるように、「疑問は知恵のはじまり」。
自分の感情や思いを振り返ることが、新しい道を見つける第一歩となります。
モーニング・ページで内なる声を聴く
前回のブログでも触れましたが、今回も「モーニング・ページ」という手法が紹介されています。
これは、毎朝ノートに思いついたことを3ページほど書き出すというシンプルな方法。
この習慣を続けることで、自分の心の奥底にある願望や不安が見えてきます。
また、「導きの声」とも言える内なる直感に気づくきっかけにもなります。
著者自身も、モーニング・ページを通じて「今の自分に必要なこと」「やりたいこと」に気づくことができたと言うのです。
成功とは「失敗を恐れないこと」
新しいことを始めようとすると、否定的な声が聞こえてくることがあります。
「もう遅いよ」「そんなの無理だよ」
しかし、大切なのは、こうした声に惑わされず、一歩ずつ進んでいくことなのです。
またこういった声は、実行行動していない人に限って口にしてしまいがち。
「成功は、失敗が避けられないことを知らない人たちによって、もっとも頻繁に成し遂げられる」という言葉があるように、「失敗するかもしれないからやらない」ではなく、「失敗してもいいからやってみる」ことが大切なのです。
読んでみた感想
「時間があること」がプレッシャーになる不思議
「時間がないからできない」と思っていたことが、いざ時間ができると「何をしていいかわからない」に変わる。
この章を読んで、その現象に共感しました。
退職した人に限らず、長期休暇や仕事を辞めた後に「やりたいことが見つからない」と感じるのは、時間の使い方を急に決めなければならないプレッシャーがあるからなのかもしれません。
「モーニング・ページ」、やってみようと思った!
ノートに書き出すだけで、心が整理され、自分の本音が見えてくる——これは面白そうだなと思いました。
私は元々何かをするにも準備をしてから出ないと行動できない性格です。
そんな私だからこそ、ノートに書き出す作業が丁寧にやらないと、3枚描くための材料を探す・・・みたいな考えに陥っていました。
しかし、誰に見せるものでもないので、自分がその時に思ったことを書き殴るようにアウトプットすることだけで何か気持ちがスッキリしたり、やるべきことが可視化されより深く考えることができるきっかけになります。
実際に始めた人の中には、「書いているうちにやりたいことが明確になった」「心がスッキリした」という声も多いそう。
私もこの習慣は続けたいと思います。
「失敗を恐れない」が最強のマインド
この章の中で最も響いたのは、「成功する人は、失敗を恐れない人」という言葉です。
新しいことを始めるとき、「うまくいくかな?」と考えてしまいがちですが、そもそも「うまくいく・いかない」を決めるのは自分自身。
最初から完璧を求めるのではなく、「とりあえずやってみる」姿勢が大事なのだと改めて感じました。
もっというと、最初に完璧な計画などなくほとんどがうまくいかないもの。
そう考えると、失敗しても良いので思いついたことをどんどん進め、実行と振り返り検証する回数を増やすことの方が大切ですね。
計画に時間をかけるあまり、そのタイミングを逃してしまい後悔するくらいなら早く行動するほうが結果的に良い成果が生まれたりするものです。
本日のまとめ
- 子供の頃の「驚き」や「ワクワク」を思い出すことが、新しい人生を楽しむ秘訣。
- 退職後の自由な時間に戸惑うのは自然なこと。焦らず、自分に優しくしよう。
- 毎朝の「モーニング・ページ」で、心の中の声を聞く習慣をつける。
- 「失敗してもいいからやる」ことが、成功への第一歩。
年齢を理由に夢を諦める必要はありません。あなたの「ずっとやりたかったこと」は何ですか?
ぜひ、今日から一歩を踏み出してみましょう!
次回は第4〜6章から得られた知識や感想を発信していきたいと思います!
5分で人生を豊かに、その一歩を踏み出せるきっかけとなれば嬉しいです!
おたのしみに!
ここまでご覧いただきありがとうございました!

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