著者:ジェームズ・クリアータイトル:複利で伸びる1つの習慣

こんな人におすすめ
- 新しい習慣をなかなか続けられない方
- 目標達成のために何かを始めたい方
- より良い自分になりたい方
- 自己成長に興味がある方
どのように習慣を身につければ良いのか悩んでいる、途中で挫折してしまう、そんな思いを解決してくれ、モチベーションを維持するための具体的な方法が知りたい。
そんな方のためにわかりやすく、すぐに実践できる方法が本書には満載です。
今回は第15〜17章について触れていきたいと思います。
5分で知識を積み上げ豊かな人生の一歩に繋げていきましょう!
第15章:行動変化の大原則
良い習慣を定着させるためのポイントは「満足感を得られる仕組み」を取り入れることです。
人間は満足=ポジティブな感情を伴う行動を繰り返しやすく、逆にネガティブな感情を伴う行動を避ける傾向があります。
けれども、上手くできているというかこのポジティブな感情(良い習慣)はすぐに得られないことが多く、逆にネガティブな感情(悪い習慣)は即得られる、という問題があるんですね。例えば
おなかが空いたからお菓子を食べる、欲しいから衝動買いする
→悪い習慣で即効果が得られる(本書では即時報酬と呼ばれている)
ダイエットでなかなか体重が減らない、貯蓄でなかなかお金がたまらない
→良い習慣だけど効果があとで得られる(本書では遅延報酬と呼ばれている)
この「即時報酬」のメリットの部分を上手に活用すること。
例えば、運動後にリラックス時間を設けたり、目標に沿った小さなご褒美を設定することで、行動そのものが楽しいものと感じられるようになります。
「即時報酬」と「遅延報酬」のギャップを埋める工夫が、良い習慣形成のカギです。
第16章:良い習慣を毎日続ける方法
良い習慣を続けるには「習慣トラッカー」が有効です。これは、習慣を実行したことを記録するシンプルな方法で、行動の可視化や達成感を得ることができます。
トラッカーから得られるメリットは以下
- 行動を思い出させるきっかけになる 記録を通じて、目標を日々意識できるようになります。
- モチベーションを高める 小さな成功体験が「もっと続けたい」という気持ちを強化します。
- 達成感を得られる 習慣を続けている事実が自信につながり、さらなる行動を後押しします。
また、トラッキングを継続させるためにはやはり「簡単にできる仕組み=自動化」「一度途切れても二度続けてさぼらないルール」などの工夫が役立ちます。

ただし、記録を付けたり測定が目的にならないように注意が必要です。
重要なのはあくまで習慣を継続すること、より大きな目標への一歩として行動を捉えることです。
第17章:見張ってくれる人がいればすべてが変わる
「アカウンタビリティー・パートナー」(行動を見守る人)の存在が、良い習慣を促し、悪い習慣を抑える強力な手段として紹介されています。
具体的には「習慣契約」を結ぶことで、行動に即時的で具体的な罰則を設けます。
これにより、行動が伴わない場合の不快感や社会的損失へのプレッシャーが強力なモチベーションとなります。
たとえば、「1週間に1度運動を怠ったら友人に食事をご馳走する」といった形で、行動の即時性を高める仕組みを取り入れることで、良い習慣を着実に実行できます。
読んでみた感想
習慣形成における「満足感」や「記録の力」、そして「他者の目」の重要性が具体的に語られた3章でしたね。
なりたい自分や大きな目標に向けて良い習慣を継続することは、とても大変なことです。
様々な誘惑と闘いながら、日々行動を積み上げていくので、並大抵のことではないです。
だからこそ、自分に厳しくもありながらも、時には1日できなくても、短い時間でも継続することに意義がある、と許すことも重要と学びを得られました。
また、せっかく頑張ったのであれば自分自身を労う報酬を与え、やる気の火を絶やさないようにルールや環境を変えることが大切です。
冒頭の「こんな人におすすめ」に当てはまる方には特にお勧めしたい1冊です。
本日のまとめ
本書の15~17章は、良い習慣を身につけ、継続させるための実践的な方法が満載です。
- 良い習慣を続けるためには即時報酬を活用し、行動そのものを楽しいものにすることが重要。
- 習慣トラッカーを活用して行動を可視化し、進歩を実感することでモチベーションを保つ。
- アカウンタビリティー・パートナーの存在が行動変化を強力にサポートする。
長期的な目標に向けた第一歩として、今日から習慣トラッカーを使い始めてはいかがでしょうか?
また、行動を見守るパートナーとともに目標達成の道のりを歩むのもおすすめです。
次回は第18〜20章から得られた知識や感想を発信していきたいと思います!
5分で人生を豊かに、その一歩を踏み出せるきっかけとなれば嬉しいです!
次回もおたのしみに!ここまでご覧いただきありがとうございました!

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