著者:田内学タイトル:『きみのお金は誰のため ~ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」』

こんな人におすすめ
- お金に対する価値観を見直したい人
- 働く意味や社会との関わり方に疑問を感じている人
- 中高生にもわかりやすい、人生観を広げる本を探している人
2章では、お金の本当の姿について深く掘り下げていきます。
たとえば、あなたが商品を買った時、そのお金はどこに行って、誰がそのお金で何をしているか?
お金は単なる支払い手段ではなく、人々の繋がりを象徴しているんです。
また、お金と幸せの関係についても考えてみましょう。
お金がたくさんあれば幸せになれるのか?
それとも、お金とは別のところに幸せのヒントがあるのか?
この章を読めば、お金に対するあなたの考え方が変わるかもしれません。
5分で知識を積み上げ豊かな人生の一歩に繋げていきましょう!
お金で解決できる問題はない
主人公の優斗は、飲食店で働く両親の姿を見て「お金を払う側が偉い」と感じていましたが、ボスはそれを否定します。
「お金が解決してくれる問題はない」というボスの言葉に戸惑う優斗たち。

お客様は神様、今でこそこの価値観は薄れてきてますが、お客様あって商売が成り立つと思うと、あながち間違いではないとは思うんですが・・・
ボスは百万円の札束とドーナツを手にし、「問題を解決できるのはどちらか?」と問いかけます。
一見、お金があれば何でも解決できるように思えますが、ボスは「お金はそれを受け取る人がいて初めて意味を持つ」と説明します。
お金は単なる媒介であり、問題を解決しているのは実際に働く人々なのです。

無人島で空腹の人がいたとすれば、お金自体に価値は無くなりますね。
迷わずドーナツを選びますね。
さらに、「お金は人々の労働によって価値を生み出している」、「お金を払うことで問題を解決したと思い込むのは間違い」だと指摘しています。
優斗は「勉強ができるのは両親のおかげ」と考えていましたが、実は学校の先生や教材を作る人々の存在が不可欠であることに気づかされます。

優斗くんの考え自体は間違いじゃないと思いますね。
ですが、学校の先生や教材を作る人が優斗くんに価値を提供することに対し、お金を払っていることは理解しておきたいですね。
ボスの教えを通じて、優斗たちは「お金が持つ本当の力とは、選択肢を増やすだけで、実際に問題を解決するのは人である」ということを学びます。
読んでみた感想
この章を読んで、私たちが日常的に持っている「お金がすべてを解決する」という考え方に疑問を持つきっかけとなりました。
確かに、お金を持っていれば選択肢が増え、生活が豊かになると感じます。実際間違いではないと思います。
しかし、それは単に他者の力を借りる手段にすぎず、本質的には問題を解決するのは「お金を介して働いてくれる人々の存在」であること、ここを忘れてはいけないと再認識しました。
特に印象的だったのは、ボスの「お金を払うことは問題を他人にパスしているだけ」という言葉です。
私たちはお金を使うことで「自分の力で解決した」と錯覚しがちですが、その背後には労働に従事する多くの人々がいることを忘れてはいけません。
また、「お金で解決できる問題は、そのお金を使える環境に限られる」という視点もなるほどと考えさせられます。
例えば、無人島ではお金は無価値ですが、人がいる社会では価値を持つという単純な事実に当然ながら気づかされます。
「お金の向こうには人がいる」という視点を持つことの大切さは、私たちはお金を得ることに注目しがちですが、その先にある「人とのつながり」や「労働の価値」を意識することで、より充実した人生につながるのではないでしょうか。
日常で生活する上で、スーパーやコンビニ、様々なサービスに対し感謝しなければなりませんね。「ありがとう」の一言でお互いに気持ちが豊かになること間違いなしです。
本日のまとめ
- お金は問題を解決する手段ではなく、人の労働が解決の本質である。
- お金を使うことは、誰かに問題解決を依頼しているだけにすぎない。
- 無人島ではお金は無価値だが、人がいることで価値が生まれる。
- お金を得ることだけでなく、働く人々への感謝の気持ちを忘れないことが大切。
お金の本質を知り、より良い人生を歩むためのヒントが詰まった一冊です。
お金に振り回されるのではなく、賢く使い、社会にどう貢献するかを考えるきっかけにしてみてください。
次回は第3章から得られた知識や感想を発信していきたいと思います!
5分で人生を豊かに、その一歩を踏み出せるきっかけとなれば嬉しいです!
次回もおたのしみに!ここまでご覧いただきありがとうございました!

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