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6日目)「きみのお金は誰のため」ーお金の正体に迫る冒険へ

人生論・健康

著者:田内学タイトル:『きみのお金は誰のため ~ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」』

こんな人におすすめ

  1. お金に対する価値観を見直したい人
  2. 働く意味や社会との関わり方に疑問を感じている人
  3. 中高生にもわかりやすい、人生観を広げる本を探している人

今回は第5章について触れていきたいと思います。
この章では主に日本の借金問題をテーマに、個人の借金と国家の借金の違いについて考察しています。
5分で知識を積み上げ豊かな人生の一歩に繋げていきましょう!

「未来には贈与しかできない」

政府の借金は、未来の世代にツケを回しているのではなく、現在の社会の中で循環していることが説明されています。
国の借金は、過去世代が怠けていたから生まれたのではなく、むしろ、私たちがより豊かに暮らすために必要な投資であると説明します。
また、お金は単なるモノではなく、人々の繋がりを深め、社会を豊かにする「贈与」の手段であるという、新たな視点も提示されます。

むー
むー

社会を支える現役世代としては、上の世代の借金を何故背負わないといけないのか?と思うことは当然ではあります。
一方、上の世代が残してくれた財産は相続して当然、と思っている人もいるのも事実ですね。
都合よく考えてはいけないとも本書では示唆されています。

ボスは、家庭の借金は「外部」に頼るが、国家の借金は「内部」の人が働いている点に違いがあると説きます。
つまり、政府の支出によって働くのは国内の労働者であり、借金が生み出した価値は社会の中に残るのです。
さらに、政府の借金が個人の預金増加とリンクしている点を指摘し、借金と資産が表裏一体であることを説明します。

友人
友人

社会全体で見てみると、誰かの借金が誰かの預金になっていて、人から人へと渡っているのね。
ただ、SNSの情報を見る限り国民の懐が潤っている実感が湧かないのも事実ですね。

本章では前回同様、世代間の不公平感や格差の問題にも触れられています。
過去の世代が贅沢をして未来に負担を残しているわけではなく、経済活動の結果として富が社会に分配されていることを理解することが重要だと説いています。

読んでみた感想

本章を読んで改めて感じたのは、私たちが持つ「借金=悪」という固定観念への挑戦です。
政府の借金が巨額であることに不安を抱きがちですが、ボスの説明を通じて「借金は経済の循環の一部」であることを理解しました。

確かに、政府の支出によって作られたインフラやサービスは、私たちの生活を支えており、それが個人の預金として蓄積されているという視点は新鮮でした。

また、世代間の格差だけでなく、同世代の中にも生じる不平等に目を向ける重要性も感じました。
個人の努力だけでは解決できない経済構造の中で、自分の役割をどう果たすかを考えさせられますね。

この章を読むことで、「将来へのツケ」という視点だけでなく、今ある資源をどのように次世代に引き継ぐかという「贈与」の考え方に目を向けるべきだと気づかされました。
過去から現在、現在から未来への贈与が経済を発展させると信じています。

本日のまとめ

本章では、日本の借金問題を通じて、私たちの生活がどのように社会と結びついているかを学べます。
政府の借金は未来に負担を残すものとして考えられがちですが、一方で今を生きる私たちの豊かさを支えるものであるという視点も重要です。

借金と預金、世代間の公平性、社会の持続可能性を考えるうえで、多角的に気づきを得られる内容となっており理解が深まります。
今後、自分のお金の使い方についても「未来への贈与」という視点を持つことが、より豊かな社会を作る鍵になりそうですね。

次回はいよいよこの本のまとめ、実際の生活に活かせるポイント、感想を交えて発信していきたいと思います!
5分で人生を豊かに、その一歩を踏み出せるきっかけとなれば嬉しいです!

次回もおたのしみに!ここまでご覧いただきありがとうございました!

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