著者:内藤誼人 タイトル:LIFEHACKS100「人生の質」を上げる習慣

こんな人におすすめ
- 忙しい毎日に疲れ気味の方
- 「もっと人生をうまく回したい」と感じている方
- 心理学に基づいた、根拠あるテクニックに興味がある方
- 時間・お金・人間関係の悩みを少しでもラクにしたい方
- ストレスを減らして、日常をより充実させたい人
この本を読もうと思った理由
「人生を豊かにするために必要なことって何だろう?」と考える日々。
そんな中で見つけたのが本書、『LIFEHACKS100』です。
タイトルに惹かれて手に取ったのですが、「心理学に基づいたライフハックを紹介している」という点に特に魅力を感じました。
小さな工夫が日常を変える──その発想自体が新鮮でしたし、何より紹介されているハックの数が100!情報量の多さにも惹かれました。
読み進めるほどに「これ、すぐ試せる!」というものばかりで、ブログで紹介したく、気づけばメモを取りながら読み進めていました。
今回は本書を6日間に分けて、本書からの学びや感想を少しづつ皆さんにも共有できればと思います。
お時間あればぜひ覗いてくださいね、では本書1日目スタートです!
ライフハックとは?
「ハック(HACK)」とは、日常をよりスムーズに、ストレスなく生きるための「コツ」や「工夫」。
本書では、心理学に裏付けられた88のテーマに対し、100以上のライフハックを紹介しています。しかも、すべてが学術論文ベースの信頼性ある内容です。
幸福=お金じゃない
今回第1章で印象的だったのは「お金が増えても幸福度は上がらない」という事実。
日本の所得は1958年から1987年にかけて5倍になったにもかかわらず、幸福度はほとんど変化しなかったとする研究(イースターリンの逆説)や、フロー体験(没頭状態)こそが幸福感の鍵であると紹介されています。
つまり、「お金」ではなく、「熱中できる趣味や活動」が、私たちを幸せにしてくれるのです。これは自分の人生観を揺さぶるような一言で特に印象的です。
悩みは紙に書いて捨てる
「メンタル・ライティング」というライフハックも紹介されています。
前回ご紹介した「ゼロ秒思考」にもメモ書きによる思考整理を紹介しましたが、悩みを頭の中だけで処理しようとすると、考えが堂々巡りしてしまう。
だからこそ、一度紙に書き出すことで客観的に自分の悩みを捉えることができ、気分がスッキリするのです。
さらに、書いた紙をグシャグシャにしてゴミ箱に捨てる。この“動作”が心理的にもリセット効果を生むのだそう。
科学的にも検証されており、ぜんそく患者の症状が改善されたという研究報告まであるほど。
お願いは「細かい数字」で
誰かに何かをお願いするとき、「キリのよい数字」よりも「細かい数字」を使う方が効果的。
たとえば「100万円貸して」ではなく、「82万円貸して」と言う方が、相手は「理由がありそう」と思い、了承しやすくなるとのこと。
これは南ブルターニュ大学での実験でも実証済みで、「37ユーロ持ってませんか?」と頼むほうが、実際にお金を貸してもらえる可能性が高まったのだそう。
こうした小さなテクニックを知っているだけで、人生の交渉術が一段レベルアップする感覚があります。
読んでみた感想
もっと早く知っておきたかった!読み終えた後、真っ先にそう思いました。
本書に登場するテクニックはどれも「日常で即使えるもの」ばかり。心理学の専門用語もほとんどなく、読みやすい構成も魅力的で頭にすっと入ってくる内容で、この後の章を読み進めたくなる内容ですね。
特に、「幸福はお金じゃない」「悩みは書いて捨てる」「お願いには細かい数字を使う」といったハックは、科学的な裏付けがあり、信頼できる内容でした。
また、どのハックも“実証済み”というのが心強く、ただのノウハウ集ではなく、「使える心理学の宝庫」という印象です。
忙しい現代人こそ読むべき一冊。ちょっとした工夫が、明日からの暮らしを変えてくれそうです。読みやすい内容、構成のためぜひ手に取ってもらいたいと思います。
本日のまとめ
- ライフハックとは、「人生の質」を高めるちょっとした心理学的工夫
- 幸福感はお金よりも「没頭できる何か」によって得られる
- 悩みは紙に書いて外在化し、物理的に処理することで心が軽くなる
- 細かい数字を使うだけで、人にお願いごとが通りやすくなる
小さな「気づき」と「実践」で、人生は変わります。
「ラクに、楽しく、賢く生きたい」あなたに、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
次回も本書から得られた知識や感想を発信していきたいと思います!
5分で人生を豊かに、その一歩を踏み出せるきっかけとなれば嬉しいです!
おたのしみに!ここまでご覧いただきありがとうございました!

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